NaRiKa science is just there教員のための理科総合サイト

株式会社ナリカ電話番号0120-700-746

2019年サイエンスフォトコンテスト結果発表

最優秀賞

神奈川県相模原市立内郷中学校 2年 中条匠晴さん「サークルレインボー」

【写真の説明】
梅の花を撮影していると、光が差し込んできて、その周りが虹になったので急いでシャッターを切りました。数分後には同じ位置から撮影したのですが、虹はもう消えて見えなくなりました。ほんの一瞬でしたが、きれいなシーンが見られて写真におさめられてよかったです。

【カメラ】
LUMIX FZ300

優秀賞

刈谷市立住吉小学校 4年
野内宗篤さん
「雨のち晴れ」

【写真の説明】
東ににじ中央にあつい雲西は青空が、めずらしくにじがきれいだったから。

【カメラ】
スマホのカメラ

刈谷市立住吉小学校 6年
馬場一旗さん
「黄金の蛹」

【写真の説明】
沖縄に旅行で行ったとき、オオゴマダラチョウを見ました。幼虫は黒、チョウは白黒なのに、蛹だけは金色なので、びっくりしました。とてもきれいでした。

【カメラ】
Nikon デジタルカメラ D60

特別賞

中学校 1年
T.M.さん
「本日の収穫」

【写真の説明】
5月なのに最高気温が30℃を上回る暑い日でした。ミツバチ達がせっせと花粉を運ぶ姿が見られました。調べてみたら、ミツバチは体重の半分ほどもある荷物を抱えて飛ぶという重労働をしているそうです。健気だなと思いました。

【カメラ】
Canon EOS 70D

横浜サイエンスフロンティア高等学校 2年(撮影時)
伊藤蒼さん
「子持ち銀河」

【写真の説明】
福島の山奥にある十文字星見台の30㎝カセグレン式望遠鏡をお借りして撮りました。きれいな渦巻きの1本の腕の先に小型の銀河がぶら下がっている、非常に神秘的な天体です。

【カメラ】
Canon EOS 6D

旭川藤星高等学校 2年
延瑶子さん
「夕日の分解」

【写真の説明】
父の部屋に置いてあった水槽に夕日が差し込み、光が屈折し虹のようになっていたのでネックレスを置いて写真に収めました。

【カメラ】
OLYMPUS E-M1

【伊知地先生の総評】

 今回のサイエンスフォトコンテストも、物理、化学、気象、天体、動物、植物、昆虫、瞬間、顕微鏡など、幅広い分野からの作品が集まりました。その中で、最優秀賞となった中条匠晴さんの作品「サークルレインボー」は、天気の良い日に梅の花を撮影中、太陽が花に隠れたときにその背景に現れた円い虹を撮影したものです。撮影日の前後は関東地方はよく晴れて、花粉がたくさん飛散していたので、その影響による「花粉光環」と呼ばれる現象と思います。梅の花と円い虹が同時に写り、季節感と自然現象の不思議さが感じられる良い作品になりました。 「自然の変化・現象に気がつき」「それを記録し」「報告する」ときに、写真で伝えるための写し方(ピントの正確さ、どの範囲をどの角度から写したらよりよく伝わるかなど)に工夫を加え、さらにすばらしい作品をつくってほしいと思います。これからも、自然の変化や科学現象に目を向け、そこで感じたこと・発見したことを写真で記録し、伝えてください。