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自然科学写真シリーズ

写真:伊知地 国夫

 

2012年1~2月 風船の破裂


2012年1~2月 風船の破裂

風船にダーツの矢をあて、割れる瞬間にタイミングを合わせて(赤外線センサーを使用)ストロボの光を当てて撮影。ストロボの発光時間は、数百から数千分の1秒ととても短く、速い動きを止めて撮影できる。ダーツの矢が当たると立てに亀裂が入り、その後縮んでいく。風船が半分割れてもダーツの矢はまだ空中にあり、この後ゴム膜に衝突する。

 

2012年3~4月 重クロム酸カリウムの結晶


2012年3~4月 重クロム酸カリウムの結晶

重クロム酸カリウムをスライドガラスの上で再結晶化させ、偏光顕微鏡で撮影した。結晶の色は赤みを帯びているが、偏光顕微鏡で観察すると結晶の厚みと複屈折性の差異が色の差として現れる。めっき液として使われた時代もあったが、廃液処理の問題等で現在ではほとんど使われていない。

 

2012年5~6月 ゼニゴケの雌株


2012年5~6月 ゼニゴケの雌株

ゼニゴケは人家のまわりによく見られるコケで、雌株と雄株がある。雌株は卵子をつくる傘状の雌器托とよばれる器官を持ち(写真)、降雨時などに雄株からの精子により受精して有性生殖で胞子をつくる。また、杯状体とよばれる器官で無性芽をつくり、無性生殖を行うこともできる。子孫を残すための多様なしくみに驚かされる。

 

2012年7~8月 ササユリ


2012年7~8月 ササユリ

ユリ科の多年草。長野県で撮影。葉がササに似ているのでササユリと呼ばれる。写真の背景の写り具合は、レンズの絞りで変化する。この写真では背景をぼかしてササユリが浮き上がるように、あまり絞らずに撮影。手動で設定できるモードで絞りを変えながら撮影すると背景の変化がわかる。撮影の意図に応じた絞りを決めることも写真撮影では大切だ。

 

2012年9~10月 色のある影


2012年9~10月 色のある影

赤、緑、青の発光ダイオードを左から約5cmの間隔で並べ、花瓶を照明した。すると、赤い光が花瓶にさえぎられる方向では、緑と青が重なって影の色がシアンになった。同様に緑の影の方向ではマゼンタに、青色の影の方向ではイエローになった。赤、緑、青は光の3原色、シアン、マゼンタ、イエローは色の3原色と呼ばれている。

 

2012年11~12月 しし座流星群


2012年11~12月 しし座流星群

毎年11月中旬に、しし座の方向から放射状にたくさんの流星が流れる。流星の本体は主に彗星から放出された塵で、地球の大気突入時にプラズマとなって発光する。発光の色の分析からその成分を調べることもできる。しし座流星群の母天体テンペル・タットル彗星が回帰した2001年には、極大時で1時間当たり数千個に及ぶ流星雨が出現した。
■2001年11月19日 長野県富士見高原にて撮影

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